ピルを飲んでも生理が終わらない原因5つ！対処法や生理が終わらないときにピルを飲むメリットも解説

低用量ピルの服用中に、不正出血を経験したことがある人もいるのではないでしょうか。

生理が終わらなかったり、思わぬタイミングで出血が起こってしまったりすると不安に思うこともあるでしょう。

そこで今回は、以下の内容について解説していきます。

ピルを服用していて生理に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

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低用量ピル服用中に生理が終わらない原因5つ

ここでは、低用量ピルの服用中に生理が終わらない原因について5つご紹介します。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

低用量ピル服用中に生理が終わらない原因➀
ピルの飲み忘れ

低用量ピルを飲み忘れてしまうと、消退出血を起こす場合があります。

消退出血は、女性ホルモンが減少することで子宮内膜が剥がれ落ちて出血が起こる状態をいいますが、ピルを飲み忘れると通常とは異なるタイミングで出血してしまうので、不正出血として扱われます。

また消退出血ではなく、生理がきてしまうこともあるのです。

消退出血の場合は避妊効果が続いていますが、生理の場合は避妊効果が失われているので、性交渉をするときは他の避妊具を併用しましょう。

低用量ピル服用中に生理が終わらない原因➁
ピルの副作用

低用量ピルを服用すると、ホルモンバランスが崩れるため不正出血を起こしやすく、服用している女性の3割が不正出血を経験するともいわれています。

副作用は1～3ヶ月ほどで治まることがほとんどなので、心配しすぎる必要はないでしょう。

ただし、出血が長引いていたり出血量が多かったりするときは、なるべく早く医師に相談してください。

ピルが体質に合っていない場合は、別のピルに変更されたり、ほかに原因があるかどうかを調べたりします。

低用量ピル服用中に生理が終わらない原因➂
子宮内膜症や子宮筋腫

低用量ピルの服用中に不正出血が続く場合は、以下のような病気も考えられるのですぐに病院で診てもらいましょう。

子宮頸がんや子宮内膜がんの場合は、低用量ピルを服用できません。

早期発見し、治療に専念することが大切です。

ほかの病気に関しても、医師と相談しながら低用量ピルを服用するかどうか決めていきましょう。

低用量ピル服用中に生理が終わらない原因➃
便秘薬・下剤の服用

便秘薬や下剤を服用することで不正出血が起こることもありますが、低用量ピルと併用しても問題ありません。

ただし、服用してすぐに下痢をしてしまうと、体内にピルの成分が十分に吸収されずに体外へ排出してしまう可能性があります。

そのため心配な人は、低用量ピルと便秘薬・下剤の服用時間を4時間以上あけてください。

また下痢が続く場合は服用を中止し、今後の使用方法などを医師と相談すると良いでしょう。

下痢によって避妊効果が下がっている可能性があるため、性交渉をする際はほかの避妊方法を併用するようことも大切です。

低用量ピル服用中に生理が終わらない原因➄
妊娠

生理が終わらない原因として、妊娠の可能性も考えられます。

低用量ピルの服用中に妊娠すると、不正出血が起こったり休薬期間中に出血がなかったりします。

避妊効果が高いといわれている低用量ピルですが、正しく服用していたとしても100%避妊できるわけではありません。

特に飲み忘れたり下痢で避妊効果が下がっていたりすると、妊娠する確率が高くなってしまうので服用する際は注意が必要です。

妊娠の疑いがある場合は、妊娠検査薬で確認したり、速やかに産婦人科を受診したりしましょう。

低用量ピル服用中で生理が終わらないときに
するべき対処法

ここでは、低用量ピルを服用していて生理が終わらないときにするべき対処法について説明します。

以下4つのケースを見ていきましょう。

ピルを飲み忘れたとき

低用量ピルを飲み忘れて消退出血が起こってしまった場合は、7日間の休薬期間を設けましょう。

休薬期間が明けたら、新しいシートの服用を始めてください。

なお、休薬期間中は避妊効果が期待できないので、性交渉をする際はほかの避妊具を使うようにしてくださいね。

ピルの副作用が出たとき

低用量ピルの副作用として不正出血を起こすことがありますが、少量であれば服用を続けても問題ないでしょう。

ただし、以下のような症状がある場合は、ほかに原因がある可能性もあるため速やかに医師に相談してください。

基本的に1～3ヶ月ほど服用すると副作用が治まってくるので、まずは様子を見てみてください。

子宮内膜症や子宮筋腫のとき

低用量ピルの服用中に不正出血が続く場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気を患っている可能性があります。

病気の場合は服用を中止しなければならないので、まずは不正出血の原因を見極める必要があります。

そのため生理が終わらないときは、早めに病院を受診しましょう。

妊娠のとき

低用量ピルを服用しているときに不正出血が起こると、妊娠の可能性も考えらます。

特に飲み忘れや下痢などで避妊効果が下がると、妊娠する確率も上がります。

そのため、妊娠の疑いがある場合は妊娠検査薬を使うのはもちろん、早めに産婦人科を受診しましょう。

生理が終わらないときに低用量ピルを飲むメリット

低用量ピルを服用することによって、避妊以外にも以下のような生理にまつわる効果が期待できます。

このように、さまざまなトラブルを解消できるので、生理で悩んでいる人は低用量ピルの服用を検討してみるのも一つの方法です。

毎月の生理で心や体の負担になっている場合は、低用量ピルが役に立ってくれるでしょう。

女性ホルモンの分泌量を調整できる

低用量ピルには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌量をコントロールできる作用があります。

女性の体内でつくられるホルモンを体外から取り入れることで、脳は「必要なホルモンが分泌されている」と勘違いし、卵巣にホルモン分泌の命令を出しません。

そのため排卵が起こらず、高い避妊効果が期待できるのです。

また生理前～生理中に起こるさまざまな辛い症状や生理周期も改善できるので、重要な会議や試験、大会などの際に体調を整えやすくなります。

生理痛や生理不順の緩和にもつながる

低用量ピルは、生理痛や生理不順にも効果があります。

生理痛は「プロスタグランジン」という子宮内膜に多く存在する発痛物質が引き起こしていますが、ピルの作用で子宮内膜を薄く保つようになり、月経量が減って生理痛の緩和にもつながるのです。

また生理不順の場合も、ピルの服用で改善されていきます。

月経のタイミングが安定してくるので、旅行やお出かけの調整がしやすくなったり、体調を整えやすくなったりするでしょう。

ピルを飲んでも生理が終わらない
まとめ

今回は、低用量ピルを飲んでも生理が終わらない原因について解説しました。

改めて、不正出血が起こる主な原因は次の5つです。

不正出血が長引いている場合や出血量が多い場合は、なるべく早く医師に相談してください。

低用量ピルは正しく服用すれば、高い避妊効果が期待でき、生理に関するさまざまなトラブルの改善にもつながります。

オンライン診療で気軽に低用量ピルを購入できるので、自分の体質に合ったものを見つけて、生理のときも快適に過ごせるようになるといいですね。