「避妊に失敗したかも…」「行為中にコンドームが破れてしまった…」
そんな方に向けて、よくある避妊の失敗例や避妊に失敗した場合の対処法などを解説していきます。
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よくある避妊の失敗例
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- 膣外射精(外出し)
- 安全日や生理日の調整ミス
- コンドームの破損や脱落
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避妊の失敗例①膣外射精(外出し)
よくある避妊の失敗例は多くの人が避妊行為として捉えている膣外射精(外出し)で、実際は膣内に射精しなくても妊娠する可能性があります。避妊の効力はほとんどないともいわれているので注意が必要です。
その理由は膣外に射精する前にも精子が出ている可能性があるからで、勃起したペニスから分泌されるカウパー腺液が大きく関わっています。
勃起した際に亀頭から分泌液(カウパー腺液)が出ますが、その中に少量ですが精子が含まれているため、膣内への射精(中出し)が無くても妊娠の可能性があります。
参考:避妊の失敗例とその対処法について(フィットクリニック)
カウパー腺液には少量の精子が含まれているため、コンドームがないからといった理由で外出しすると、避妊に失敗してしまうリスクがあるので要注意です。
避妊の失敗例②安全日や生理日の調整ミス
避妊に失敗してしまう理由には安全日や生理日の調整ミスもあり、安全日や生理日を間違えた、うまく調整できなかったといったケースがあります。
また今日は安全日だからといってコンドームを使用しないのも要注意で、安全日でも妊娠してしまう可能性があります。安全日は基本的に「排卵が行われない日」を指しますが、排卵日は体調やストレスなどにより変化するので、正確に予測することが難しいです。もちろん、もしズレていたら妊娠してしまう可能性があります。
普段生理周期が安定している人でも、体調やちょっとしたストレスなどによって予測していた排卵日とずれることがあります。
参考:避妊に失敗したときの対処法|アフターピルはどうすれば手に入る?(スマルナ)
また精子や卵子の寿命には個人差があることにも注意が必要で、生理が終わっても精子が生き残っている可能性があり、もし1週間程度生存していれば妊娠する可能性も十分に考えられます。そのため、たとえ生理中であっても妊娠しないのは危険です。
避妊の失敗例③コンドームの破損や脱落
避妊の失敗例として多いのはコンドームの破損や脱落で、コンドームが破れたり外れたりしてしまうケースがあります。
コンドームは正しく使うと98%、一般的な使い方では87%の避妊効果があります。
一般的な使い方とは、使用途中で破れた、間違った使い方をしたなどの使用中のトラブルを含めた数値となっており、正しく使った場合よりも避妊の成功率が下がっています。
参考:避妊に失敗したときの対処法|アフターピルはどうすれば手に入る?(スマルナ)
避妊効果を高めるためにもコンドームの使い方は大切で、コンドームが破れる原因としては爪が引っかかってしまった場合に加え、古いコンドームを使用したことによる破損も少なくありません。ちなみにコンドームには使用期限があります。
コンドームが外れる場合はサイズが合っていないほか、射精後にしぼんだペニスにも装着したままにしているといった理由も考えられます。
避妊に失敗した時の対処法
避妊に失敗した時の対処法としてはアフターピルを服用する方法が一般的で、行為後72時間以内に服用することにより避妊効果を期待できます。また服用が早ければ早いほど効果を期待できるため、少しでも不安がある場合は早めに検討してみるといいでしょう。
アフターピルの服用をする
避妊に失敗した場合は行為後でも避妊効果を期待できるアフターピルを服用するのがおすすめで、行為後72時間以内に服用することが推奨されています。
アフターピルによる避妊は服用することにより排卵を遅らせたり抑制したりし、膣内に入った精子が受精する前に妊娠を防ぐといったメカニズムです。
避妊効果は100%ではありませんが、ただ服用するだけで行為後でも避妊効果を期待できるのが魅力で、血栓症のリスクを抱える人でも服用することが可能です。ちなみに服用後の行為には避妊効果を期待できません。
アフターピルの種類と相場
アフターピルの種類にはノルレボやレボノルゲストレルなどがあり、料金相場は薬代のみで6,000~12,000円程度です。
ノルレボは日本で初めて承認されたアフターピルで、その後発医薬品(ジェネリック医薬品)がレボノルゲストレルです。どちらも1回1錠服用することにより避妊効果を期待できます。クリニックによってはヤッペ法やレボノルゲストレル法などと記載されており、ヤッペ法は中用量ピル(プラノバール)を使った避妊方法(2回2錠ずつ服用)で、レボノルゲストレル法はアフターピル(ノルレボ)を使用した方法です。
価格は6000円~2万円ほどですが、自由診療となるため、医療機関によって価格が異なります。
引用:ピルコン
アフターピルをオンラインで
購入できるクリニック
あしたのクリニック
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クリニックフォア
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マイピルオンライン
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避妊に失敗しないための対策
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- 低用量ピルの服用
- コンドームを適切に使用する
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低用量ピルの効果とは?
低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが配合された避妊薬で、避妊や生理痛緩和、ニキビ改善などの効果を期待できます。
毎日のように1日1錠服用することにより排卵を抑制して妊娠を防いでくれ、同時に他の効果も期待できるのが大きなメリットです。
低用量ピルを1日1錠決まった時間に内服することで、ほぼ100%の避妊効果と生理痛改善効果や生理周期調整効果により日常生活のリズムが立てやすくなります。
参考:ピル(低用量ピル)(アイレディースクリニック新横浜)
低用量ピルにはトリキュラーやラベルフィーユ、ヤーズフレックスなどがあり、料金相場は月2,000~3,000円程度になっています。日頃から避妊対策をしたい人や生理痛やニキビに悩んでいる人にもぴったりです。
コンドームの適切な使用の仕方
避妊に失敗しないためにはコンドームを適切な方法で使用することも大切で、正しく使用するにはサイズや使用危険、装着法方法などが重要です。
コンドームの正しい使い方
①傷つけないように端に寄せ封を開ける。爪などで傷がつかないように扱う。
②先端をつまみ空気を抜き、勃起した陰茎に途中まで装着する。
③コンドームが外れないように、陰茎の皮を上に引っ張り調整しながら根本まで装着する。
④射精後すぐに陰茎の根本のコンドームを抑えながら抜き、縛って捨てる。
サイズが合っているかを確認したうえで、コンドームを使用する際は爪で傷つけないように開封する、コンドームが外れないように根元まで装着するといった点が大切なポイントです。使用期限は3~5年程度で、使用後も精子が漏れないように丁寧に取ります。
またコンドームの保管方法も気をつけたいポイントで、常温でパッケージに入れたまま保管することが推奨されています。車内や冷蔵庫などに保管するのはNGです。
避妊に失敗したかもしれない時の対処法|まとめ
避妊に失敗したかもしれない時はアフターピルを服用するのがおすすめで、行為後72時間以内に服用することにより避妊効果を期待できます。早めに服用すればするほど避妊効果を期待できるので、少しでも気になる人は早めに相談してみるといいでしょう。